守田敏也さん講演録シリーズ 〜第4回〜

Ⅱ. 市民放射能測定所に求められることとは
〜提案として〜

その前にですが、今日は奈良の測定所の開設一周年ということで、演題としていただいたテーマは「広がる放射能被害と市民測定所の役割―チェルノブイリとフクシマをむすんで 」でした。これにプラスして僕の旅の報告などを「自由に話してください」と言っていただいたのですけども、まずは測定所の役割について触れたいと思います。
先ほどの測定所総会で紹介された、この一年間行なわれてきたことの報告をふまえて、今、市民測定所には何が必要なのかということを、みなさんに提案の形でお話ししたいと思います。

【測定所の功績と、かかえている課題 
〜市民測定所は劇的な効果をもたらした!〜】

ひとことで言って、測定所はどこも運営が厳しいですよね。奈良の測定所が特別にそうだと言っているわけではなくて、全国的な状況です。細かく情報は押さえていないけれども、運営が困難でもう継続できないというところも出てきているみたいです。この状況をどうとらえるのかということから話していかないといけないと思います。

まず第一に押さえるべきことは、100ヶ所を超える測定所が全国で立ち上がったことによって、劇的な効果が社会にもたらされたということです。
効果とは何なのかというと、家庭に入る食材を扱っている生産者あるいは流通業者の方たちが、放射能汚染物を減らしていこうという努力を強めたことです。汚染物が見つけられてしまうからということもあるでしょうけれども、それだけではないでしょうね。それぞれの会社の中には、仕事に対して真剣な方とそうではない人がいますよね。周りからの規制が強くなると、まじめに、真剣に安全な食材を提供しようとする人の方が社内で有利になるのです。だから測定所がたくさんできたことで、やはり少しでも放射能の少ないものを流通させていこうという動きが強まって、そのことで全般的な安全性が、非常に高まったと思うのです。僕はそれは、各地の測定所が作りだした社会に対する最大の貢献だと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
その具体的な事例とは?
各地の市民放射能測定所と つながりを持っておられる
守田さんならではの内容を
聞かせていただけます。
第5回に続きます。。。

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