あけましておめでとうございます・本と 学習会のご案内です

こんにちは。
スタッフ・ふた です、
新年が明けてから 初めてのブログ投稿です。
みなさまは どのようなお正月を過ごされましたでしょうか。

私たち 奈良・市民放射能測定所は 1月10日(日)朝10時より
通常の測定を行います。
気になるものや 疑問に思うことがあったり、
測定所って どんなところ?など ご関心あればどうぞお越しください。
標題に おめでとうございます、と書いたものの。
私は今、なんともいえない重苦しい気持ちと焦りのようなものにかられています。
北朝鮮が行った核実験。
それがいつ 何時に実行されたのか、
本当にそれは水爆なのか、実験は大気中ではなく地下で、ということでいいのか。
これをお読みの方のほうが 詳しい情報をすでにお持ちかもしれません。

私は今日はたまたま仕事が休みで 測定所もまだ始まっていないので
ただ家にいて、洗濯物を室内に干し、窓を閉めています。
しかし、家族は学校や仕事に行っています。
雨はまだ降っていません。
お昼頃に 放射性物質が日本に到達する、という情報がありますが 確度はわからないです。
それでも、近所の幼稚園が今日は早く終わったようで
「おかえりのごあいさつ」をしているのを聞くと、
よっしゃ、とひとりでほっとしています。

高校も早くも終わったようです。
降り出さないうちに早くうちに帰れ、と祈ります。
マスクして。雨には濡れないで。外に、出ないで。

しかし祈っているだけでは放射性物質は防げない。
どうしたらいいのかわからないし、他の人たちに伝えたいけれど
限界がある。だから今、ブログに向かっているのでもあります。

とりあえず本を紹介します。

  

ジャーナリスト守田敏也さん、海象社。2015年10月27日初版。1380円。

もくじから抜粋します。
第1章 原発事故とはどのようなものか
第2章 あらゆる災害に共通する「命を守るためのポイント」がある
第3章 原発災害への対処法
第4章 放射能とは何か、放射線とは何か、被曝とは何か
第5章 放射線被曝防護の心得
第6章 行政はいかに備えたらいいのか(兵庫県篠山市の例から)

こんなときに備えて、知識があるとないでは全然違います。
私たちの測定所でも 守田さんから直に送っていただき、販売していますが
残部は数冊だと思います。

書いていたら息子が帰ってきました。。
雨がパラパラしている、と言っています。しかも、勉強しに出かけなければならない。
今月末が入試なのです。
やめてくれ。出かけるな。私がそう書いたところです。
マスクしろ。自転車はやめろ。

しかし私には家族ひとりの行動をどうこうする力もない。
ヤツは自転車で出て行きました。もちろんマスクはしません。
自転車は最寄りの駅までで、あとは電車に乗ると言って 数百円を私から巻き上げて。
空が明るく、雨はやんでいるようではあります。
早く建物の中に入って、当分出ないでくれと願うだけです。

もうひとつ、学習会のご案内です。
京都・市民放射能測定所ブログにて
第1 1回測定所学習会「トリチウムの危険性」にご参加ください!
との呼びかけが行われています。

http://crmskyoto.exblog.jp/

講師のおひとり、渡辺悦司さんはこのようにおっしゃっています。
「トリチウムは、現存のどのような技術によっても除去できないので、
原発や再処理工場から、無処理で、無制限に、大量に、大気中・海水中に放出されています。
トリチウムをめぐる情勢は、極めて切迫しています。
政府や原発推進勢力は、いま、福島原発事故によってたまったトリチウムを含
む大量の汚染水をすべて、希釈して海洋に廃棄しようとしています。」

1月11日(祝・月)、午前11時より、京都・丹波橋の「京都・市民放射能測定所」にて。
一般の参加が可能です、ご関心ある方はぜひ。

どうしたらいいのかわからず、経過を見守るしかありません。
その中で、せめて 同じ不安や危機意識を持つひとたち=私たちで。
集まれる、語り合える、気持ちをわかちあえるならば。
それは大きな力になるはずです。
奈良・市民放射能測定所は そのような場所をめざし、そうであり続けるつもりです。
今年も、お越しをお待ちしています。

スタッフ・ふた

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