市川章人さん講演録連載第8回・南海トラフ、活断層と原発立地

今日はたくさんいきます。何しろ台風ですから。(?)

台風は怖いですね。バラバラと窓や屋根を打つ雨音を聞いていると
そわそわしてきます。
今日の台風は、そういうレベルです。
いったいどこまで激しくなるのか?
こんな降りかたでは災害に遭ってしまう方々が出てしまう可能性が高い。
心配です。

あること自体怖い原発、
日本では常識の地震、加えて台風。
原発事故以降、それらが普通の怖さではなく
身に迫るような危機感を持ってきました。

第8回。
【4プレートがぶつかる日本列島】、
【福井県の活断層】、
【伊方原発】が
どのように危険なのかについてのお話です。
どうぞ。

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世界地図の中に、原発のある場所に丸を打ち、
M7以上の大きな地震が起きている場所を赤い色で表すと、
日本は真っ赤っかです。こういう状態。異常です。
こういう中で原発をやる。

しかも、なぜ日本が異常なのかというと、
私は物理のほかに地学も教えているんですが、
地球の表面には100km近くの厚みがある岩盤が20枚ほどあって、
少しずつ動いています。年間数センチほどです。
四つのプレートが日本でぶつかり合って、押し合っている。
そのひとつが南海トラフと言われる場所にあります。
プレートが沈み込んでいます。
日本海溝のところでもプレートが沈み込んでいる。
これが3.11のときにぐっと曲げられて跳ね返ったんですね。
同じことが南海トラフでも起こる。
トラフというのは、日本海溝よりも浅いので名前が違うんですが、
基本的には同じです。
ここで同じことが起きたら、32万人以上が死亡するという予測が出てます。
それは嘘です。何が嘘なのか?
原発事故を想定してないんです。
原発事故が起きなくて32万人と言っている。
想定震源域のどこに、原発はあるか。
ひとつは、伊方です。よく揺れるところです。
そして浜岡。これは最悪です。
浜岡は震源域の真上ですね。
これらが事故を起こしたらどうなるのかということを繰り入れたら、
もっと大きな被害が起こる可能性があります。


我々に関わる若狭ですが、若狭は原発銀座といってもおかしくない、
世界最高の密集地帯です。
実はここに活断層も集中しています。
近畿トライアングルという言葉を地質学で使うんですが、
近畿地方でですね、日本列島は東西からぐっと押されています。
その押された力が、
近畿トライアングルというところに集中しているんだという話ですね。
この三角形の頂点部分に若狭が来るんです。
そうするとここで、いわゆるプレートの動きとは別に地盤の
ひび割れが起きる。しょっ中動く場合は、活断層と言うんですね。
ここにものすごく集中している。
日本全国にだいたい2000箇所くらい見つかっているんですが、
それでもここは集中している場所です。


実はこの活断層の配置の形が、
地震で柱に斜めに交差して割れ目が入った網目状亀裂の形に
そっくりなんです。全部、断層が押し合いをしている。
かなりありますね。
それがあるにもかかわらず、若狭は地震がずっと起きていない地域です。
ということは、エネルギーがたまっています。
そのうち来る、ということは間違いありません。
これまで起きた地震は、少し離れた周辺で起きています。
北丹後地震というのは、活断層という用語が生まれた地震なんですが、
高浜の周辺にも断層があります。
こういうものが動いた場合には、非常に大きな地震が想定されています。
だから高浜の場合は、危ないです。
もう一つ、敦賀原発。これも危ないですね。
断層が敦賀の真下を通ってますね。
こういうことで本当に、若狭というのは危険な場所なんですが。


もう一つ、伊方原発について。
先ほどの、南海トラフのほかに伊方原発付近には巨大断層が
走っています。中央構造線というものです。
プレートが斜めに押し合っているために、中でずれるんですね。
その大きなずれが日本列島をダーッと横切っている。
最近、日本列島を超えてさらに長く海のほうにも出ていると
言われ始めました。
つまり、ものすごく大きな巨大断層が走っているんです。
伊方原発のすぐ、6kmくらい北ですかね。
四国には特に断層が多いです。
とにかく地層が次から次に付け加えられるために、
間に切れ目が走っているんですね。切れ目だらけ。
これは全部、横ずれを起こす可能性がある。
大きな横ずれの地震が起きた場合に、伊方は非常に危ない。
だから問題にされてるんですね。
住民の避難計画も非常に不十分だということです。

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伊方原発の問題については、こちらのDAYSJAPANに非常に詳しいです。
2015年12月号。


測定所には DAYSJAPANのバックナンバーも置いています。
お立ち寄りのさいにはどうぞごらん下さい。

本日はここまで。
次回第9回は、
【基準地震動】についてのお話です。
これ、ちょい むずい。誰にでもむずい。
でもま、ご一緒に!
今日もありがとうございました。

スタッフ・ふた

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