市川章人さん講演録・連載第11回  高浜原発の特別な危険性

こんにちは。
今日も雨模様。。秋雨が続いていますね。

先週の土曜日は 放射能測定所の西日本ネットワークの方々の
会議でした。
10の測定所から 18人が集まりました。遠いところを
奈良までお越しくださり みなさんにお会いすることができて
とっても嬉しかったです。優れた方々だなとつくづく。
すごい刺激でした。
尾道さんが詳細をまとめてくださってます。
↓↓↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2016/09/162016924.htm

市川章人さん講演録。
今日は、
西日本の測定所や 関わられる方々がみなさん心配されているであろう
高浜原発の話題です。
どうぞ。

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近藤シナリオは、「170kmが強制移転、250kmが任意移転」という
半径を出しました。この範囲で逃げる必要があると。
では全国の原発で半径250kmの半径を見てみようかと、やってみました。
南は川内から、佐賀の玄海…そして若狭に四つ…円で囲んでいきます。
石川県志賀原発、静岡県浜岡…どんどんいきます…ここまで。
どこへ逃げるのか。
北海道の東か、小笠原諸島か、沖縄か。
日本全国、逃げるとはこういうことなんです。

ここは奈良県ですが、若狭の原発の円の中に入りますね。
あと250kmに近いのは、島根県の島根原発があります。
それから、石川県の志賀原発。もっと恐ろしいのは浜岡です。
完全に奈良県にかぶっていますね。

非常に危ない。若狭から遠いから、大丈夫と思っている人は多い。

実はこの前、京丹後市で話をしてきました。
京丹後市は高浜原発からだいたい40kmから60kmくらいの範囲ですかね。
京都市役所で、高浜原発から60kmです。
京都府内にはもっと近いところもありますね。
京都市でも京丹後市でも距離は同じなのに、京都市に危機感が
ないんですね。
奈良はどうでしょうか。
もっと遠いと思っている方は多いでしょうね。


高浜原発3・4号機はMOX燃料です。プルサーマル。
これは一言で言えば、灯油ストーブにガソリンを入れるようなものだと
言われますね。非常によく燃えて、いったん何かあればどうにもならない。
爆発してしまいます。制御棒の効き目が悪化するんです。
暴走、爆発の危険性が高いです。
でもベント設備や免震重要棟のような重要施設がなくても運転を許可します。

もうひとつは、若狭だけではありませんが、
若狭は特に原発が密集しています。
これが同時に事故を起こすこともあり得ます。例えば津波。
事実、津波の記録は若狭であります。
これは1586年の天正大地震、秀吉の時代ですね。
これは古文献に載っています。
京大のところにある吉田神社、そこの宮司の日記で、
『兼見卿記』といいます。
もうひとつはポルトガル人宣教師フロイスが書いた『日本史』という
書物に載っています。
それを関電は1981年には知っておきながらずっと黙っていたんですね。
それが明らかになっても、いや個別対応で大丈夫だと言っています。
つまり、集中立地問題に何も対処する気がないんですね。
福島の事故があったにもかかわらず。


高浜原発は、地形的には非常に異常な原発です。
こんな原発はないんですね。半島の付け根の山間に4基の原子炉がある。
普通は海から直接水を取り入れて、直接海に返すでしょう。
それが、1kmの水路を通じて水を取り入れ、放水しています。
この水路のどこかがつぶれたら、冷却できなくなる。
もちろん、山が崩れて原発が埋まることもあり得ます。
そして、この水路の真上を、県道が走っているんです。
資料の写真は橋の上から撮りました。こんな原発がありますか。
重要施設の真上を、一般道が通っている。
タンクローリーでも落ちたらどうするのか。
水路がエチゼンクラゲで詰まったことはありましたね。
本当に大変だったようですが。

テロにも弱い。だいたい、高浜原発に行くにはこの道しかないんです。
これも対処ができなくなる要因だし、ましてや音海地区というところが
原発の向こうの半島の先にあるんですが、
ここの人たちは逃げようがありません。
原発の横を通らなければならない。こういう原発です。


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第11回、以上です。
私たちは奈良に住んでいますが、
高浜、美浜、敦賀。。。本当に怖いです。
そこからの直線距離を私は即座に思います。

大切な、いとおしい自然があり
人々の暮らしている場所を
このような恐怖と緊張感とともに思い浮かべなくてはならないとは。
美浜原発の向かいにある「水晶浜」と呼ばれる砂浜を
訪れたことがあります。
その名のとおりの あまりにも美しい場所です。
外国人も日本人も、大人もこどももビーチでの遊びを楽しんだり
のんびりとたたずんだりしていました。
青い青い、南国のように透き通る海水を眺めながら
ここの水温はどうなんだろう?と考えました。
今度 私たちの測定所で 海水を測ってみるかもしれません。

高浜にはまだ行ったことはありませんが、
そこもきっと美しいのでしょう。
どうか何も起こらないようにと祈り続けています。

では次回は
【核燃料サイクルの破綻】です。
続けてアップ作業します。
お昼どきです。。測定所の下の階にある
ごはん屋さんから えもいわれぬ香りがああああ!!
腹減りました。。

スタッフ・ふた

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