川根眞也さん講演録文字起こし〈第6回〉放射能の単位 ベクレルを学ぼう

おはようございます。

土曜の朝ですが、今日もガンガン行きますよ。(はあはあ
セミがじゃんじゃん鳴いてますが頭をすっきりクリアにして。

今日の回はちょっと頑張りましょう。
むずいです。数字慣れしてるかどうかで差はありますが。。
ベクレルという単位の話だけで切れたらよかったんですが、
やはり具体的にそれでどーなったのよ、という
お話の部分まで一気にいっちゃわないとね。
ご一緒に、がんば。
夏期講習だねほぼ。。。

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放射線の単位 ベクレル

シーベルトのほかにもうひとつの単位、ベクレル(Bq)。
実はこれが非常に大事だと思っています。
マイクロシーベルト/時では、本当の健康影響はわからない。


ベクレルの名前の由来は
アンリ・ベクレル(1852 年 12 月 15 日− 1908 年 8 月 25 日)。
フランスの物理学者で、放射線の発見者です。

大阪・兵庫で 2011年5月に流通した牛肉の最高値が
4350 ベクレル/ kg ですね。
この牛肉、1 回だけなら食べてもいいと思いますか?
嫌だ、という人?

ベクレルの意味がよくわからないですね。
ベクレルの意味を説明できる方おられますか?

わかりやすく言いますとこういう感じです。
放射線は、見えません。
その目に見えない放射線がこの牛肉から出てきます。
4350 ベクレルだと、1 秒間に 4350 発出ます。
これがベクレルの意味です。
ただし、セシウムの場合は最初にベータ線が出ます。
ベータ線が出たあとにガンマ線が出ます。
つまり2倍出ます。
単純に、4350 発ということで話を進めると、
牛肉を 1kg は食べませんね。
でも 100g くらいなら食べると思いませんか?
そうすると、100g は 1kg の何分の1ですか?
10 分の1ですね。そうしたら放射線は何発出ますか?
435 発ですね。

100g のステーキを食べて、
40 分くらいで肉は消化すると言われていますが、
胃がもたれていて、例えば 1 時間たったとする。
その間に放射線がバババババッと出る。
放射線だから本当はバババと音はしませんが。
そして私は全然舌が回っていません。
1 秒間に 435 回、ババババと言わなくてはならない。
なかなかできるものではありませんが。
それが腸管から吸収されて、脳や心臓の細胞に回ったとしたら。
ずうっと放射線を出し続けるわけですよね。

みなさんは、あと何年生きたいですか?
例えばみなさんがあと 10 年、20 年生きたいと言ったとする。
心臓や脳にセシウムが蓄積されていたら、
その間ずうっと放射線を出し続けるわけですね。
その影響というのを本当に深刻に考えないといけないと思います。

兵庫県 暫定基準値を超えた稲わらを与えられた牛の肉について

兵庫県はこの 4350 ベクレル/ kg の牛肉のことを
なんと言っているでしょう?
「暫定基準値を超えた稲わらを与えられた牛の肉について」。

この 4350 ベクレル/ kg の牛肉を 150g 食べた場合、
健康上の問題は過度に心配する必要はありません、
なお、この牛肉を数回食べた場合も同様です、
ということを言っています。
数回だったら食べても大丈夫、
とまだホームページに書いてありますよ。

なぜかというと、
4350 ベクレルに 0.15kg、1.6 に 0.00001 を掛けると、
0.01 ミリシーベルト。
〔4350 ベクレル/ kg × 0.15kg ×(1.6 × 0.00001)
= 0.01 ミリシーベルト〕
つまり、一般人の被ばく許容線量が年間 1 ミリシーベルトだから。
あと何回食べられますか?
100 回食べてもだいじょうぶ、とここに書いてある。

なぜ
「放射性セシウム 4350 ベクレル/ kg 汚染された牛肉を
数回食べても大丈夫」
になるのか?

これはどこが間違っているでしょう?
(会場から答え)
そう、線量係数がおかしいんです。
牛肉を 100 回食べるとしますが、
他のものも食べますよね。そこがまずおかしい。
また、このからくりについて説明します。

1掛ける1はいくつですか? 1ですよね。

1掛ける 10 はいくつですか? 10 ですよね。

ところが、1に 0.1 を掛けたらいくつですか?
0.1 です。

1に 0.01 を掛けたら 0.01 ですね。

つまり、同じ 1 なのに、
1 に掛けるのが 1、10、と上がっていけば高くなりますけど、
0.1、0.01 とどんどん下がっていけば小さい数字になるんです。
小さい数値を掛ければ、
小さい被ばく量が出てくるというからくりです。
この、0.00001 というのは、
国際放射線防護委員会(ICRP)が決めた実効線量係数です。
この、国際放射線防護委員会は民間団体です。
放射線の専門家が集められた民間団体に過ぎません。
国連機関でもなんでもありません。
原発を推進するために、原発を運営するために、
一所懸命に放射線の防護理論を立てているグループです。
この基準が世界中で使われています。
原発労働者の被ばく管理に使われているし、
そして今回の福島第一原発の事故についても、
被ばく管理のすべてに使われています。
文部科学省、環境省も
このICRP の防護モデルを正しいとして使っています。

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(第6回終わり)

そう、私たちは数字を使って だまくらかされ ごまかされている。
「彼ら」はあたまがいい。ものすごく。
そして、弱いもの、わかっていないひとが割りを食う。
そう思うとがっかりして 力が抜けていきます。
しかし、数学できる人や 看破できるひとが
教えてくれる、それを学べる。
そこからいきましょう。

講演のとき この部分では
笑いというか困った感じの失笑が漏れ、
えーーっ、という感じとか、
会場の反応がとてもにぎやかでしたね。
この牛肉食べてもいいと思いますか?とか
あと何年生きたいですか?とか、
会場にズバドバと問いかける川根さん。
私たちは思わず知らず身を乗り出し、
わからない頭でいっしょけんめいに
考え始めずにはいられません。
なんて刺激的なのでしょうか。
川根さんの 教える能力 というものが
この方面で発揮されていくことは
複雑な思いではありますが
今はただ学びましょう。

次回は
これらのことを読んで学ぶための
書籍のご紹介です。
まだまだ続きますよ、今 3合目くらいかな?
よろしくでっす。

スタッフ・ふた

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