川根眞也さん講演録〈第19回〉質疑応答その3 移住を自ら判断された医師 その理由

質問:
《東北、関東は現在旅行に行っても大丈夫? 住んでも大丈夫?》

東京・関東に行ってはだめか。
南相馬に行くよりはいいかな。
プルトニウム、ウランがたくさん散っているところに
行くよりはいいでしょうが、
長居はしないほうがいいですね。

岡山に避難された三田茂先生 ※(編集・注1)
という方がいらっしゃいます。
私も参加している『放射能防御プロジェクト』に
おられるということでよく存じ上げています。
東京の小平で開業医をされていました。
ところが、これは私も以前から聞いていたんですが、
関東の子供たちの血液に異変が現れたら私も避難すると
言われていました。
三田先生自身、信州大学で放射線治療を勉強されています。
そのため
「私はすでに初期被曝をしている、
だから関東の子供たちの血液データに異常が出たら私は避難する」
と前から言っていました。

三田先生は 2014年3月に医院を閉めて岡山に移住され、
そこで開業されています。
これは2014年の3月に三田先生が東京の品川区で
講演(編集・注※2)をされたときの資料ですが、
正常なリンパ球と異型リンパ球があります。
異型リンパ球というのは、核の形が変です。
血液の中の、末梢血液像という血液の検査方法があります。

血液検査というと普通は、
タンパクが出ていないかとか糖が出ていないかとか、
そういった項目だけです。
白血球には分画といって、
好中球とか好酸球とか好塩基球、単球、リンパ球など、
白血球の種類ごとの数を調べる検査があります。
どんな種類が何パーセントあるかを調べて、
何個の白血球があるかを種類別に計算します。
それが末梢血液像という検査方法です。
原発労働者も、被曝検査を定期的に受けなくてはいけなくて、
この末梢血液像を測定します。
その中で、異型リンパ球が多いものは
被曝の影響があると考えています。

三田先生の医院で、
2011年の末から 2012年の春までに
異型リンパ球が観察された患者の居住地のデータがあります。
三田先生は普通の開業医なんですが、
放射能問題については当初から発言されていた方です。

彼の医院に来るのは、健康な子供たちです。
病気の子供たちではありません。
しかし、放射能の影響があるのではないか、と
親が血液検査を受けに子供を連れて来たんです。
すると、見かけ上は健康な子供たちが
異型リンパ球を持っていました。

ただし、異型リンパ球というのは、
インフルエンザにかかったり、
破傷風にかかったときにも増えたりしますので、
必ずしも被ばくの影響なのかはわからない。
問題なのは、健康な子供たちに異型リンパ球がある、
ということです。

当初その子供たちの居住地はホットスポットでした。
ところが、2013年秋〜 2014年春の検査結果では、
ひどく汚染された地域以外にも
異型リンパ球の子供たちがいる地域は広がっていました。
東京全体、私の住んでいるさいたま市でも同様です。
これはもう危ない、と三田先生は言って、
岡山への避難移住を決意されました。

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参考にどうぞ。(編集より)

※注1
三田茂先生の医院ウェブサイト
http://mitaiin.com/
2014年4月21日 開業しました | 岡山市中区門田屋敷の内科医院、三田医院です。

※注2
三田茂先生の講演録
①2014年3月22日(土) 三田茂医師講演会・品川 文字おこし | 品川区の子どもたちを守る会
https://yashiochildren.wordpress.com/
2014/05/12/
2014年3月22日(土)- 三田茂医師講演会・/

②<白血球異常>「前は2回測ってもいなかった地域の子から異常が出始めるようになった」
~関東の子どもたちの異常について (4)~
2/14 三田茂医師(文字起こし)- みんな楽しく Happy ♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3565.html

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(第19回終わり)

異型リンパ球については
検索するとたくさんの情報が出てきますね。

今回は 異型リンパ球についての川根先生の講演パワポデータが
こちらになく。。
これが異型リンパ球だよ、という画像をおつけできませんでした。
それに該当するような画像など私が探してみて
おつけしたなら 見やすかったかと思いますが
健康の判断にかかわるような情報の引用は慎重にしたいと思い
控えました。
なので今回の講演録は
字だけ読んでいただく
真っ白けな画面です。
見たらわかるような画像の資料がなくて、すみません。

川根先生の講演当日、
会場に ある方がおいで下さっていました。
関東から避難された方なのですが
娘さんの体の変調に直面され、
たくさんの混乱や苦しみを経て
三田先生に出会われたそうです。

その方の体験がこちらに書かれています。

会場で 三田先生とのことやご自身の体験など
発言をしていただきたかったのですが
それはまさに 川根さんのお話をそのままに
体験された方の 生のお話だったのですが
時間制約でできず
残念でした。

この冊子は私たちの測定所でも、
500円以上のカンパをして下さった方に差し上げております。
ぜひ お手にとってご覧ください。

では次回
第20回は
川根さんご自身の体調や
避難移住の可能性について。
先生のプライベートなことで
お話いただくのは恐縮だったのですが
やはり 私たちに示唆を与えてくださるお話になっています。
より 自分たちに引きつけて考える
きっかけになればと思います。

スタッフ・ふた

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